4つの基本色
- 4基本色は、光からきました。
- 赤<明かし
- 青<淡し
- 黒<暗し
- 白<白し
- 赤、青、黒、白の基本色は、よく使うので、上表に見られるように変化に富んだ働きをします。
- 日本語では、さし支えない限り、4基本色で色をあらわします。
- 赤味噌にしても、実際は茶色いのに、「赤」で表すのは、基本色の赤は、茶色をも含むからです。
- 「あか」は、「明」と「赤」の二義あります。また「黒」は「暗」と「黒」との2義があります。
- 「あか」は、元来は、<明るい>という意味です。
- 太陽が夜の闇を破って東の空にあらわれると世界が明るく(=あかあかと)なったことに起因します。
- さらに、その太陽の色は<赤い>というわけで「明るい」と「赤い」は重なりあいました。
- それゆえ、赤心というのは、赤い心ではなく、明るい心、誠実な心ということです。
- また、あかとあおが頭韻を踏み、くろとしろが脚韻を踏んでいるのも、偶然の一致とは考えられません。「あに:あね、おとうと:いもうと」も同様です。
- 基本色は言語によってことなります。